「ISO9001認証制度の課題」

  数日前に1月10日発売のアイソス誌に「ISO9001認証制度の課題」という対談が載っていると書いた。 その後、その記事を熟読したのだが、どうも変だ。今日はそれを書く。 対談はJABの中川氏を始め、ご高名な方が4人ほどが、言いたいことを語っている。みなさん「今の審査が問題なのは審査員に問題があるからだ」ということで一致していて大いに盛り上がっている。そして審査員は職人的技能を要求されているから、それを有さない人はまともな審査ができないのだということでも意見が一致している。 正確に言えば、彼らの発言はもっと上品であるが、内容は同じである。 私はこれを読んでまったくおかしいとしか言えない。 まずはじめに、ISO審査員は職人的才能が必要なんてのはウソッパチであることは間違いない。だいたいISO審査員なんてイギリスじゃ高卒の仕事だよ。まして特殊技能が必要なんて語る人は、一般企業でサラリーマンをしたことがないに違いない。営業であろうと、購買担当であろうと、ISO審査員よりも難しい条件で仕事をしていることは疑いない。その言い方なら、営業マンもフォークリフトの運転手も職人的才能が必要で超能力がなければできないはずだ。 それに普通のサラリーマンで十分なリソースが与えられて仕事している人は何割いると思っているのだろう。審査員が所定工数を与えられないことはないはずだ。もしそんな認証機関があれば、即IAF基準違反だし(棒) もしフォークリフトの運転や警察官よりも、ISO審査員が高度な職業だと…

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