折りたたみ傘

  私は出張が多いお仕事だったので、常に折りたたみ傘を持って歩くのが習慣になっている。監査に行った出先が、コンビニもないところで雨に降られるというケースは大いにありがちなのだ。だから引退した今も、歩いて5分のスーパーに行くときも、電車で二駅先の図書館に行くときも、雲一つなくゼーッタイに降りそうないときの散歩でも、間違っても雪しか降らない寒い時も、常に折りたたみ傘を持ち歩いている。習慣とは恐ろしいものだ。 といいつつ、恐ろしいとはどういう意味だろう? 昨年末、雨が降ったとき常に携帯している折りたたみ傘を取り出してさしていたら、からっ風で折りたたみ傘がオチョコになってしまった。元の形に戻しても傘のプラスチック部品が壊れてしまっていた。家内は何かの引き出物でもらった新しい折りたたみ傘を私にくれた。私はそれをいつも持ち歩いているカバンに入れる。 昨日、フィットネスクラブから出ると雨が降っている。何も考えずにカバンから折りたたみ傘を取り出して広げた。すると金具にバリがあって、右手の人差し指を切った。大して大きな傷ではなく幅1センチちょっとだが、盛大に鮮血が出た。痛いことはないがその血を見て驚いた。 私はまたいつもキズバンを持ち歩いている。これまた出張の多いお仕事だったからそういうのも持ち歩かないと困ることがあったからだ。ということでその場で立ち止まり絆創膏を財布から取り出してキズに貼りつけた。ひとつでは足りず二枚貼ってなんとか血を止めた。血が服に着くと困る。 ということで当面…

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