規格改定前夜

  数日前日経エコロジーのことを書いたが、規格改定を間近に控えて、講演会、雑誌などでその内容解説、対策教示が大はやりのようです。来月号のアイソス誌もそんな特集らしいです。 ここにコメントしてくれる、名古屋鶏様もぶらっくたいがぁ様も「規格改定ってなーに?」「それおいしーの?」状態らしいですが、私もそれに同意です。 まあ、なにでもお金儲けにする人たちがいるのも世の中の常、お金を稼ぐことを批判する気もありません。大いに頑張ってください。  

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卵が先かニワトリが先か

  過去あまたのマネジメントシステムなるものが発祥してきた。 なぜそう言ったものが発生したのかと考えると、どうしてなのか? 必要に迫られてできたのだろうか? ISO9001は品質保証協定がたくさんあって供給者が音をあげたということになっている。だが、ISO9001ができてからもそれが多くの取引に使われたわけではない。その証拠に自動車、航空その他のセクター規格が雨後の竹の子のようにできてきた。 ISO14001がリオ会議で要請されたというのは有名な話であるが、ISO14001ができて環境汚染が止まったという話を聞いたこともない。 じゃあ、作ったからそれを使ってくれといいだしたのかといえば、いろいろな調査で必要だから作ったというのが流れだろう。 一体誰が必要としたのか? まあ、答えは簡単で認証機関とISOの規格ライターが失業しないためなんだろうけど そんなことを考えるとISOMS規格なんてばかばかしくないか?   本日は本家を更新しました。 審査員物語5 鬼軍曹に会う http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/2014/auditor05.htm      

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日経エコロジー12月号を読んで

  毎度の吉田先生のISOネタ「トップに突き付けられた新たな要求」(p.84)から 2015年改定で経営者に対する要求で「リーダーシップ及びコミットメントが追加となった」とある。そしてマネジメントレビューは改定後は死活的に重要な責任とある。 ちょっと待ってください。 たかがISO規格改定が経営者にとって死活的? それおかしくない? 元々経営者とはそういうものであり、まともな経営者はちゃんとしていたはずだ。 例を挙げろって? 原発の吉田所長はそういうことを行為で示したのではなかったのか? 朝日新聞はそれを貶めようと画策したようだがバレてしまったね。 もちろん経営をちゃんとしていないまともでない人も一部にはいただろう。それは規格があろうが、改定されようが無関係のことにすぎない。 たまたまISO14001規格改定でそれを盛込んだとしても、経営者とか企業にとっては全然関係ないようなことに思う。 ぱっとページをめくると「2015年改定は怖くない」(p.86)というのが目に入った。忘れちゃ困るが、昔から怖いものとは「地震雷火事親父」と決まっていて、ISOなど怖いものではない。 吉田先生が2015年改定にいかに備えればよいのかのご高説を賜るとのこと 規格改定をそれほど重大事と考えている人が200人もいるのだろうか? (定員200名とあった) まあ、審査員だけで2000人はいるか・・・  

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