ノンジャブからジャブへ
俗に、JABに認定された認証機関をジャブ、認定されていない認証機関をノンジャブと呼ぶ。
数年前、後発で安価な認証機関はノンジャブであり、エスタブリッシュメントからバカにされ批判されていた。
いわくロクな審査をしない、いわく安かろう悪かろう、まあ、そんなことだ。
じゃあエスタブリッシュメントは良い審査をし、高かろうよかろうかと思いきや、高かろう悪かろう・・・いや、そんなことはあるまい
JABのウェブサイトを眺めていると、最近はノンジャブもどんどんとJABの認定を受けて体制派になっているようだ。
富士山マークがつくならどこでも同じとなると、いよいよコスト競争の世界になったわけか。
すべてのものはコモディティ化するというのは世の鉄則だ。技術が陳腐化するとどこでも性能・機能はドングリの背比べとなり価格競争しかない。まさかカルテルは結ぶまい。
そうすると体力勝負となり、普通の業界では体力のない小さなところから脱落していくが、認証機関の場合コスト構造が違うから、旧来のエスタブリッシュメントから脱落していくような気がする。
経営学とかビジネスのライフサイクルを研究している人は、ISO業界が20年間でワンサイクルを通過してしまったから研究しやすいのではないか。人間の寿命よりモルモットが、いやショウジョウバエの寿命が短いから、病気や遺伝の研究に向いていると同じく、他の製品やサービスよりISOビジネスの寿命が短いからね
本日は本家を更新しました
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