認証件数
東日本大震災の被災地では震災によってISO認証件数はどのように変化したのか、なんてことは認定機関や認証機関は十二分に調査し、対策をされているのだろう。なにせ認証件数が減っては売上減少になるのだから。
不肖私はどのように変化したのか知らなかった。
気になったので調べた。
震災直前の2011年3月初めの認証件数と、2014年12月初めの認証件数である。
ISO9001
岩手県 267 → 252(94.4%)
宮城県 488 → 474(97.1%)
福島県 589 → 616(104.6%) ←増加しています!
ISO14001
岩手県 149 → 139(93.3%)
宮城県 253 → 245(96.8%)
福島県 380 → 370(97.4%)
これが純粋に震災の影響だとは言えない。
というのは同時期の日本における認証件数が減っているからだ。その減少は、ISO9001が94.8%、ISO14001が94.7%である。数字だけ見ると、宮城県と福島県は全国平均よりも認証件数減少が少なく震災にも関わらず認証件数が伸びたと言えるのだろうか?
まあバラツキもあるだろうから、上記3県とも増減は全国平均と変わらなかったというところだろう。つまり大震災は認証に対する意欲には影響しなかったということか。
日本はやはり偉大な国なのだろう。
データ引用元
http://www.jab.or…