考えること

本家には審査員物語というオハナシを書いている。 思い付きだけでは書けないので、規格それも1996年、2004年、DISの各版、過去の審査の問題の記録、関係する論文などを引っ張り出して読む。 アウトプットは大した価値がなくても、そういうことをしているとボケないんじゃないかと期待するのだが・・・ いかがなもんだろう?

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有益な環境側面

某ISOコンサル会社のウェブを見ていたら「有益な環境側面について」というページを見つけた。どんなことを書いているのかと見ると、 『「組織が管理できる環境側面」とは、自社でコントロールで出来る内容と考えたら分り易いです。 例えば、分り易い有益な活動は自社で森林を保有していて、定期的に植林活動を行っているなんて事例です。』 とあって、結局なにが有益な側面なのか、いやそれどころか有益な側面があるのかどうかについても書いてなかった。 逃げなんでしょうか? それとも全く知らないのか? 何も考えていないのか? 分りませんでした。 本日は本家を更新しました。 何を狙っているのか http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/2015/iso586.html

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ISO規格改定対応 その6

その某認証機関の規格改定講演会資料には「経営者審査」という記述があった。 ご丁寧に「経営者審査」の後ろにカッコして「トップインタビュー」とある。 ほう! 「審査」と「インタビュー」は同義であったのか? ちょっと待ってくれ、過去のISO規格を読んでも、DISを読んでも経営者を審査しろというのはない! あるのは、経営者の責任を果たしているかどうかの確認だけである。 そして経営者の責任とは環境限定であって、経営の責任ではない。 つまりこれはなんだ、ISO審査員は経営者を評価判定する神のごとき立場にいらっしゃるということなのだろう。ではしっかりと評価してもらいたい。あなたがヨシヨシといえばその会社はすばらしい会社であり、あなたがダメと言えばきっと良くなるように指導してくれるのだろう。 おや、ISO審査は適合不適合の判断だけでコンサルはしないとおっしゃるのか? おかしいなあ~ その配布資料にはしっかりと「○○は創立以来一貫して<経営>に役立つ審査を標榜し・・(中略)・・パートナーとして共に考えてまいりました」とある。簡単に見捨てないでくださいよ

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