目的は何か
私がISOについてウェブに書き始めたきっかけは、私がISOなんてのに関わっているのを知った仲間から現実の審査のトラブル、規格解釈などを質問されたことである。その問題の多くがいいかげんなコンサル、バカなことを語る審査員によって引き起こされたものであった。いや正確に言えば9割がアホな審査員によるもので、1割がバカなコンサルによるものであった。
私自身、審査員とチャンチャンバラバラする日常であった。そして仲間から頼まれれば、ホイホイと一緒にその認証機関に行ってご指導もした。
あれから10余年、私の目的であった認証と審査における客観性、公平性が今は良くなったのかと顧みると、あまり変わりはないようだ。ただ変わったこともある。2000年頃と違って、審査員は意識はどうか分らないが、表面上の言葉使い、態度などにおいて上位者から対等になってきたことは言える。まあそれも当然だよな。元々が我々より偉いわけではないのだから。