ISO規格改定対応 その6
その某認証機関の規格改定講演会資料には「経営者審査」という記述があった。
ご丁寧に「経営者審査」の後ろにカッコして「トップインタビュー」とある。
ほう! 「審査」と「インタビュー」は同義であったのか?
ちょっと待ってくれ、過去のISO規格を読んでも、DISを読んでも経営者を審査しろというのはない!
あるのは、経営者の責任を果たしているかどうかの確認だけである。
そして経営者の責任とは環境限定であって、経営の責任ではない。
つまりこれはなんだ、ISO審査員は経営者を評価判定する神のごとき立場にいらっしゃるということなのだろう。ではしっかりと評価してもらいたい。あなたがヨシヨシといえばその会社はすばらしい会社であり、あなたがダメと言えばきっと良くなるように指導してくれるのだろう。
おや、ISO審査は適合不適合の判断だけでコンサルはしないとおっしゃるのか?
おかしいなあ~
その配布資料にはしっかりと「○○は創立以来一貫して<経営>に役立つ審査を標榜し・・(中略)・・パートナーとして共に考えてまいりました」とある。簡単に見捨てないでくださいよ