ISO認証とは何だったのだろうか
まだISO認証制度というのが存続しているが、もう影響力は非常に小さく社会的な存在感はほとんどない。
では過去20年間、ISO認証制度というものはどんな意味があり、日本社会にどんな影響を与えたのか、そんなことを考えた。
ビジネスとしてISO業界の規模は非常に小さい。それは最大時2008年頃だろうけど、認証そのものの総売で450億、コンサルとか研修とか書籍合わせてその倍、900億程度だったろうと推察する。2015年時点、認証だけで300億、その他合わせて500億程度ではないだろうか。そして現時点減る一方である。
1992年頃、一般企業はISO9000s認証に遅れるなと必死になった。その需要に対して外資系認証機関だけでなく業界系というか各業界ごとに認証機関を作って遊休人員の活用と外部流失費用の回収を図った。それはいかなる効果があったのか、悪影響はなかったのか? そこんとこを追及するといろいろなことが見えてくるのではないかと思う。
そして今となれば、いかにして幕引きするのか、認証機関を清算するのかというのが重大な問題となってきた。
いくら損を出さなければというスタンスであろうと、本体が傾いている業界が多いからいつまでも現状のままというわけにはいかないだろう。
まだこれについて考え始めたところで、まとまったら本家に書きたい。
どなたかそんなことを検討されているなら協力して業界分析をまとめませんか。