ご意見いただきました
本家に書いている審査員物語で「規格適合の仕組みを作るのは組織の責任」「適合を確認するのは認証機関の責任」と書いたら、適合確認の責任が認証機関にあるとは初めて知ったというご意見を頂いた。
今まで適合を立証する責任が組織にあると思っていたそうだ。
確かに企業どころか、認証機関や審査員までも、規格適合を証明するのは組織(企業)だと思い込んでいるところが多いようだ。
そういう方はぜひその根拠をご確認ください。
現行のISO17021だけでなくその前のガイド66や更にその前のISO10011-1の時代から審査側に協力する義務はあっても立証責任は負わない。もし審査員が提示されたものをOK/NG判定するだけなら、そんな楽な仕事があるはずがない・・・と思いませんか?
(実を言ってガイド62は見ていない)
と考えると、そもそも虚偽の説明というのはありえないのではないか?
単に己が調査不足であったというだけではないのだろうか。
サポーズ、裁判を考えてみよう。
起訴したものの無罪になったとき、検事が被告人が虚偽の説明をしたからだと言ったら、国民から同情どころか袋叩きになるだけではないのだろうか?
おっと「審査員は検事ではなく裁判官だ」なんて勘違いを語る認証機関も審査員もいないとは思うが・・・これも自信はない(笑)