パフォーマンス?
そもそもマネジメントシステム規格というものは、なんだ?
それははっきりしている。システムがなくても個人のスキルなどでパフォーマンスが維持されるかもしれないが、永続的にパフォーマンスを保証するならマネジメントシステムが必要であるという理由である。(ISO14001:1996序文第二節より)
なおISO9001のそれ以前の版、1987年、1994年版では品質保証の規格であり、マネジメントシステムの規格ではない。
つまりなんだ、元々パフォーマンスを保証できる組織において、システムがないところがあればシステムをちゃんとしろということであったのだ。
となると、元々組織のパフォーマンスが法律や方針の要求事項を満たすことができないレベルであったなら、システムをしっかりしようとダメだということが演繹される。
そうするとISO9001やISO14001でパフォーマンスが良くなるとか、認証しているとパフォーマンスが良いはずだとか、認証していればパフォーマンスが向上するはずだ、向上せねばならない、向上しなければ不適合だなんて考えるのは、まったくのお門違い、勘違い、場違い、基地外ということになる。
そういう前提で改めて考えると、2015年改定はパフォーマンス云々なんて騙っている人は、みーんなアホだということになる。
まあ、アホだから2015年改定なんてするんだろうね。そもそも規格というものがそんな対ソれたものでないと認識していれば、規格を直せば会社が良くなるとは思…