戦術学入門
先日、用件は忘れたが津田沼に行ったとき時間つぶしでそう大きくない本屋に入った。小さな本屋だったので、出るとき場所代替わりに文庫本を1冊買った。タイトルが「戦術学入門」とある。
買う前に中身をチェックしたわけでなく、タイトルが気になっただけという理由だ。
さて昨日、東京に出かける用事があり、電車の中で読んだ。もちろんまだ読み終わっていない。ただ驚いたことが多々あった。マネジメントに関するツール、考え方、用語などはほとんど軍隊の指揮からきているそうだ。ナリッジマネジメントなんてのが流行ったのは20世紀末だったが、それはアメリカ軍の情報管理などの手法として何十年も前からあった手法だという。
そしてもっと驚いたのが、プロセスという言葉だ。ISO9001がプロセスを言い出したのは2000年だったろうか。当時は営業プロセス、資材調達プロセスなどを考えてーなんて解説があったように思う。ところがところが、アメリカ軍におけるプロセスとは一般語のプロセスとか漠然としたものではなくて、具体的な行動の仕方を意味するという。そう考えるとISOのプロセスコントロールというものが分かるような気がする。決して適当にいくつかのプロセスを考えてーなんて簡単なというかいい加減なものじゃなかったのだ。
まだ読了していませんが驚くことばかりです。
おっと、この本はISOとは無関係です。元自衛隊幹部で戦術を研究している方で、戦術を個人的スキル(アート)から技術(テクノロジー)にしようと考えている…