ヘウレーカあるいはユリイカ

アルキメデスが王様から王冠が純金かまぜものかを調べろと言われて、ひらめいたとき「わかった(ヘウレーカあるいはユリイカ)」と叫びながら裸で通りを走ったそうだ。 私は数年前にISO認証の信頼性が低下したということが言われたのに対して信頼性が低下したはずはないという説を唱えてきた。引退してからもずっとこの問題を考えてきた。 本家に書いている駄文は、ただ書いているのではなくこの問題を考えて気づいたこと、資料を調べて気づいたことがあるとそれを世の中に発表する意味でそれについて書いてきたつもりだ。 そしてなんとかその正体をつかめたかなという気がする。それを今書いている。 明日のコンテンツに、乞うご期待 もっとも期待していない人もいるカモ

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ビジネスマストゴーオン

月曜日は台風9号が首都圏を直撃した。私は引退した身、家内も専業主婦、特段仕事はない。とはいえ家内は歯医者の予約を取り消しの電話をすると、何とか来てくださいと言われたのを何とか断り、私は内科の予約をしようと思ったら台風のために臨時休診とか、まあいろいろである。 家内と二人リビングでお茶を飲み、外を眺めて時間をつぶす。雨が横殴りというか真横に流れていくのが見える。一様に雨粒が分布しているのではなく揺らぎというのか波というのか粗密粗密に流れていくのがわかる。遠くを見ると当然だが200mも先は霧のように見えない。 テレビでは桜木町とか品川の中継で、壊れた傘をさしたりびしょ濡れになっていく人々が映っている。私は日常テレビを見ないが、こんなときは見るのだ。台風の目が通り過ぎると雨が左から右に流れていたのが右から左になる。面白いものだ。 現役時代働いていた会社では、幹部に電動アシスト自転車が配られて、非常時にはそれで会社に来ることになっていた。年配の取締役が練習を兼ねてときどきそれで通勤していたけど、とても大変だと言っていた。電動アシストといえど10数キロを自転車で来るのは年寄りには大変だろう。ましてや雨風があればそもそも無理ではないだろうか。 BCMS認証しましたなんて会社は、きっと緊急時対応要員は常に泊まっていて、幹部は戦車か水陸両用車で会社に来たのだろう。そして社内にはUPSがあり社内各拠点とは通信衛星経由でつながり、ビジネスは一瞬も停止しないのだろう。負傷者が出れ…

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笑ってしまった

日曜日することがない。それで津田沼の丸善に行って半日つぶした。 ISO関係の本も出るだけ出てしまったようで新しいものは見当たらない。 それでも本棚をながめていて「ISO共通テキスト(附属書SL) 解説と活用」というのをみつけた。1年前に出たらしいが気が付かなかった。というよりも共通テキストなんぞ興味がなかったので目に入らなかったのだろう。160ページ程度の薄い本で立ち読みであらまし読んでしまった。こんなものに2200円(税別)も出して買う気にはなれない。 では始まり始まり、 ISOMS規格(正確に言えば初代ISO9000sはMS規格ではないのだが)の興りから、それが増殖して各MS規格間で規定する事がバラエティに富んでしまい、それを統一する云々という流れの説明があり、メインとして共通規格の各項番についての解説である。パラパラと読んで思ったのだが、これを書いた方々はISO規格が会社の文書の元になっているとでも考えているのだろうか、だとするともうそこんところからずれていると思った。 共通規格があろうがなかろうが、ISO9001とISO14001そして他のMS規格の要求事項が異なろうがずれていようが、会社の規則、手順書がそれを基に作られるはずがありません(キリッ 会社の規則、手順書は会社が仕事をする上で業務の質、効率、容易さなどを考慮して作られるというかたどり着くものであって、ISO規格に書いてあろうとなかろうと無関係なのでありますヨ 俺たちが立派…

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