誘導政策

人を動かすときは飴と鞭と二通りある。 国の政策も同じで、ある方向に導きたいときは補助金、気にいらないことに税金をかける、というのは常とう手段である。 だが環境について言えば補助金つまり飴という手がほとんどだ。だから実際に環境保全のためでなく補助金目当てで何かすることが多い。 太陽光発電なんてその最たるものだろう。疑問なのだが過去5年間に投資された太陽光発電の投資額と回収を把握すれば、単に税金を太陽光発電業者に配っただけではないかという気がする。たまたま数日前に九十九里の白子町まで花見に行ったが、途中車窓から見えたのは休耕地や空き地に設置された大量の太陽光パネル、民家や工場の屋根につけられた太陽光パネルであった。JRの線路沿いにもホームの屋根にも太陽光パネルがあった。JRは元々発電業者だったはずだけど・・ あてずっぽうであるがあのパネルが発電した電気よりも、投じられたお金あるいはエネルギーはそれをはるかに凌ぐだろうという気がする。 もちろん発電業者(個人も含めて)は補助金というもので損はしていないのだろう。 もちろん一番損をしなかったのはソフトバンクのソンであろうけど

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某ISOコンサルのウェブにて

某ISOコンサルのウェブにて 「ISOは経営そのものである」 http://www.j-link.co.jp/iso/contents/bn/lect/bn_97.html それは真実なのか? 文意を見直せば「ISOMS規格が求める仕組みは経営そのものである」なのだろうか? だがそれって嘘っぽい、ISOMS規格が求める仕組みは経営に役立つであろうくらいなら妥協するが、経営そのものなんてあるはずがない。 そんなことを語るなら、ISOMS規格で利益拡大なんてみみっちいことでなく、企業の永続がしっかりと果たせるのか立証してみなさい。 そもそもそう語っているコンサルは財務とか製品企画などの重要性を理解していないとしか言いようがない。   本日は本家を更新しました。 認証の近未来(その4) http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/2017/isomirai04.html

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規格改定を解説

ISOコンサルの中には、このたびの規格改定について縷々解説されている人もいる。 まあ細かい言い回しとか切り口の差とか非常に意味があると思うかどうか、ひとそれぞれではある。 私個人としてはもう規格も行くところまで行ったとも言えるし、いまさら規格文言に意味があるのか(反語だよ)という気もする。 認証したければ素のままでも認証できるだろうし、ISO審査が会社を良くするパワーがあるわけもない。単語が変わった、ニュアンスが変わった、範囲が変わったなど、どうでもいい話に思う。 結局、会社を良くするのは、その会社のポリシーと社員の頑張りしかないのではないか! 認証認定制度が少しも変わらず良くもなっていないのだから、ISO規格や認証制度に期待するのは間違っている。

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