ISO規格はおかしい

川中三四郎氏のことをきっかけに改めて規格をながめると、アレエというところがいくつもある。まあ翻訳者やISO委員もしょうがねえなあと思いつつ、目くじら立てる気にはならない。誰かから問い合わせがあればキーボードを叩くが、トリガがなければ何もする気がない。文句言うだけの価値もないからね。 とはいえ規格を眺めていると面白い。 ISO14001の「4.4環境マネジメントシステム」の第一段落の最後のセンテンスは「環境マネジメントシステムを(中略)継続的に改善しなければならない」とある。これを読んで皆さん何を考えるのだろうか? 私に言わせれば「ふざけたことを言うな」としか言いようがない。 「こうすれば良くなる」と言われればそれに従う気はある。しかし「良くしろ」と言われれば「フザケルナ」としか言いようがない。誰だって言われなくても良くしようと生きているわけだ。赤の他人に「良くしろ」と言われても余計なお世話である。そんなことを言うならISO規格通りにすれば良くなるのか?と問い返したい。 ISO規格通りにしても良くなるのかどうかわからず、認証しても信頼性がないと言われ、それでもお前は良くしろとISO委員や認証機関が語るなら、そんなわけのわからない規格もアホを語る輩も箒で掃き集めてごみ箱に捨てたいよ。 それとも何か? 規格を満たせば改善が進むのか? 世の中には50,761(5/23時点)の認証企業があるのだから証拠を見せてもらおうか!

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本日は本家を更新しました。

先週は、川中三四郎さんの新説を拝読して一文を書きましたが、ついでというか規格をパラパラとめくっていてそういやあ2015年版もツッコミどころ満載だなとニヤリとしたのであります。 ということで本日は軽くジャブを   ということで本日は本家をご覧ください。 4.3 適用範囲の決定 http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/2017/iso641.html

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ダメージ

先日、システムのことを書いた。 嫁に行った娘が帰って来たのでその話をしたら、娘はシステムが決まり事とか約束ということを元から理解していた。お店で外人と話していると、そういうニュアンスの言い方しか聞いたことがないそうだ。むしろ機械とか大きな仕掛けに使うのに違和感があるという。 そしてダメージってなんだという。ダメージと言えば怪我とか被害とかだろうというと、娘は値段とか費用のことだという。これまた店で客が「ダメージはいくらか?」と聞かれて はあ?となったが、コンテキストからたぶん支払いのことだと思ったとのこと。 えええ!そうだったのかと驚いた。私は無知で知らないことが多い。無知であることさえ気が付かなかった。

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