品質マニュアルの行方
JACB(日本マネジメントシステム認証機関協議会)のウェブサイトに「品質マニュアルの行方」という文書が載っていた。
http://www.jacb.jp/assets/files/pdf/seminar/hinshitsu_manual.pdf
何が書いてあるかというと、認証機関のお偉いさんたちが集まって品質マニュアルが規格の中で要求されなくなったが、これは品質マニュアルが不要となったのか、それともそういう名前でなくても同等のものが要求されているのか、あるいはまったくいらないのかを議論したことの報告書である。
暇人だよね・・・そう言いたくなる。
『附属書 A.1、A.6 では「品質マニュアル」に言及しており、また、用語規格の ISO9000:2015では 3.8.8 に「品質マニュアル」の用語と定義を与えており、さらに、品質マニュアルを含めた品質マネジメントシステム関係文書類の文書化についての指針を与えているISO/TR10013:2001 が参照規格に挙げられている事を考えると、ISO9001:2015が「品質マニュアル」が不要と考えたとは単純には結論づけられないと考えた。』
なんだそうだ!
そして結論として審査においてはどうなのかといえば、最終章「審査での対応」で結論もどきがあるものの読んでもわけがわからない。八方美人的で無個性、無意味な文章が並ぶ。審査員が読んでも企業人が読んでもイミフである。
そもそも品質マニュアルが必要か否かを議論…