ISO規格はおかしい
川中三四郎氏のことをきっかけに改めて規格をながめると、アレエというところがいくつもある。まあ翻訳者やISO委員もしょうがねえなあと思いつつ、目くじら立てる気にはならない。誰かから問い合わせがあればキーボードを叩くが、トリガがなければ何もする気がない。文句言うだけの価値もないからね。
とはいえ規格を眺めていると面白い。
ISO14001の「4.4環境マネジメントシステム」の第一段落の最後のセンテンスは「環境マネジメントシステムを(中略)継続的に改善しなければならない」とある。これを読んで皆さん何を考えるのだろうか?
私に言わせれば「ふざけたことを言うな」としか言いようがない。
「こうすれば良くなる」と言われればそれに従う気はある。しかし「良くしろ」と言われれば「フザケルナ」としか言いようがない。誰だって言われなくても良くしようと生きているわけだ。赤の他人に「良くしろ」と言われても余計なお世話である。そんなことを言うならISO規格通りにすれば良くなるのか?と問い返したい。
ISO規格通りにしても良くなるのかどうかわからず、認証しても信頼性がないと言われ、それでもお前は良くしろとISO委員や認証機関が語るなら、そんなわけのわからない規格もアホを語る輩も箒で掃き集めてごみ箱に捨てたいよ。
それとも何か? 規格を満たせば改善が進むのか?
世の中には50,761(5/23時点)の認証企業があるのだから証拠を見せてもらおうか!