ISOは経営の規格ではない
たまたま某認証機関の季刊誌を眺めていたら、経営破綻した某社の環境活動が載っていた。それはそれで素晴らしい、結構なことだと読んだ。(棒)
記事の内容はともかく、ISO規格も認証も、経営に関わらないことは明白だ。経営方針が悪いとか、経営判断がミスだとかいう問題を審査で見つけられるはずがなく、マネジメントシステムでリジェクトできるわけもない。ISOとは管理の規格なのだ。
俗に戦略のミスを戦術で挽回できないという。同じく戦術のミスを戦闘でカバーできることもない。上位の決定はそれだけじゅうだいである。
とはいえ管理をおろそかにしてよいというわけではなく、戦術も戦闘も重要なのだ。
そして経営ミスを見つけたり是正すること仕組みというのは難しいこと言うまでもない。
ただ絶対に間違いないことは、ISOは経営の規格だということは言ってはならないということだ。
ISO関係者は肝に銘じるべし。