デジタルとアナログ
今、「社会人のリベラルアーツ」(麻生川静男)という本を読んでいる。
その中に「道具に現れる日本人のアナログ思考と欧米人のデジタル思考」という章があった。
下のような図がある。
日本(アナログ)
西洋(デジタル)
下駄
靴
箸
フォーク
風呂敷
カバン
実際にはもっとたくさんの事例がある。
著者は日本の道具は使い方あいまいに作られていて、その有効性は使用者のスキルにゆだねられている。他方、西洋の道具は使い方が明確で、誰が使っても有効性は同じであり、誰が使ってもその道具が持つ以上の有効性はないと語る。
そして著者は道具だけでなく、社会システム、つまり制度や約束事もそれが反映されていると語る。
「社会人のリベラルアーツ」ではそこで終わっているが、私はこれこそがISOMS規格のルーツなのだと感じた。