懐かしきかな

昨日は久しぶりに環境部門の先輩たちと会食した。若い時なら飲み会なのだが、最若輩の私でさえ70間近であるから昼食会である。とはいえ少しは飲んだ。 未だに環境監査とか学会と関わっている方もいる。私はとてもできない。その時間があれば遊びたい。 私を含めて皆病気持ちである。これもまた仕方がない。皆さん血液検査とか尿検査とかの数値に詳しい。「○○がいくつだと、それじゃあぶねーぞ」とか、「まだまだ大丈夫」なんて言葉が飛び交う。 私はそういう数字を知らないのは今まで病気をしていないからだろう。良いことだと理解する。 また会おうといって別れました。次回も皆さんと元気に会食したい。   本日は本家を更新しました 異世界審査員31.講義その5 http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/2017/isekai31.html

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エンディング

少しの間、ネット小説に嵌っていた。ひたすら読んだのは約半年であった。今はどうかというといささか熱が冷めた。 そもそも私はあまり小説を読まない。絵空事よりも現実の事件・出来事の方が事実は小説よりも奇なりなのである。だから警察もの、チャンバラ、恋愛いずれのカテゴリーも興味がない。それに比べるとネット小説は異世界もの、SFなどハードコピーの出版物が少ないカテゴリーのものが多く、最初は面白く読んだ。 最近熱が冷めたのはやはり小説でつまらないというわけではない。その理由は、おしまいをしっかりと決めるものが少ないからだ。体操競技の得点は床に着いた時の姿勢が大きいらしい。いろいろな技をやってすばらしいとみられても、着地が失敗すると順位が二つ三つ違うそうだ。 ネット小説も同じく、ああ、すばらしい物語だと感動しても、それで終わらないんだよね。そこからまた続ける。そこんところが初めから完成したお話として世に出すか、細切れに書いて世に出すかということの違いがあると思う。新聞小説というカテゴリーがあるが、あれってストーリーやキャラが突然変わったりする。評判がよくないと是正をかけるのだろう。司馬遼太郎なんかの作品でもそういうのが多々ある。少年漫画雑誌のストーリーはそれがモロにでているね。 おっと、ネット小説もそれと同じく、評価が良くないと途中で止めてしまうし、人気が出ると最初考えたストーリーを延々と伸ばしていく。だからつまらなくなる。 まあ、そんなわけで熱が冷めた。しかし人気が…

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「技術は戦略をくつがえす」

最近なにかでこの本が評判になっていると知り、図書館で順番待ちして読んだ。予約者がいるから延長はダメですと言われた。それほど価値があるのか? 読んだ結果である、新しいことが何もない。中身よりタイトルで売ろうとしているようだ。証拠を出せと言われそうだから一例をあげると、松村劭氏の「三千年の海戦史」などのほうがはるかに戦略について書いてある。参考文献のリストをみると松村氏の本はなかった。著者の勉強不足だろう。少なくても自分の書く本と同系統の書籍は当たっておくべきだし、それが自分が書こうとするものよりも優れているならより優れた本を書こうとしないと存在価値がない。 そもそも「技術は戦略をくつがえす」というフレーズであるが、こんなことわざわざ言われるまでもない。本にするほどのものではないし、論文でもない。せいぜいが学部生のレポートレベルである。読む時間が無駄だった。発明発見のトリビア程度か 軍事関係者に参考にならないだけでなく、ビジネスやマネジメントシステムにおいても参考にならないことは保証する。おっと今までこの類の本を読んだことがないなら、この本以外を読んだほうがよろしい。   「技術は戦略をくつがえす」藤田元信、(株)インプレス、2017

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