捨てる
仲間と昼飯を食った。話は年金から確定申告から保険からフィットネスクラブの比較とかまあ、あちこち彷徨う。
現役時代の仕事の話になって、専門書などは捨てたのかどうかという話になった。
私は捨てられないんだよねというと、彼はすべて捨てたという。会社勤めしていたころに雑誌などに寄稿したのは取ってあるのかと聞くと、そんなものも全部捨てたという。
それはすごい決断だというと、昔のしがらみがあっては老後を自由に過ごせないという。
彼から見れば私など優柔不断の弱い男なのだろう。
更に彼は若いときコレクターしたもの(高いものでなく趣味のものとか切手など)は全部片づけたという。売れるものは売った。ガラクタは捨てたという。
私はとてもそんなことはできない。本は増えるばかり、あちこち行ったところで買った自分へのお土産も増えるばかり・・・