古本
家内はチャンバラ小説が大好きだ。藤沢周平、柴錬、池波正太郎なんてのはとうの昔に読破、佐伯泰英とかは出るとすぐ買って読んでいる。
それだけでは足りずに月に2回はブックオフにいって10冊くらい買ってくる。もう読むのがなくなるんじゃないかと私は脇から見て思っている。
さて先週私と一緒にららぽーとそばのビビットスクエアというところのブックオフで買ってきたチャンバラ小説に売った人の健康診断結果が入っていた。身長、体重から血液検査結果などなどがプリントされたあれだ、
家内がそれを私に手渡したので中身を拝見した。
既にそれは数年前のものでそのときの年齢は70代半ば、今ご存命なら80くらいの方だった。
それを裏返すとオッと思った。
さまざまな漢字熟語が書いてあり、読み方と意味が書いてあった。鉛筆で小さな字で丁寧に
家内がそれをちらっと眺めて、本の中で出てくる漢字で読めないものを辞書で調べたのだろうという。
強請る(ゆする)、勅許(ちょっきょ)なんて感じだ。
ただ本を読むのではなく、分からない漢字があれば調べるという態度はすばらしいと思う。剣豪小説を読んでいてもしっかりと勉強している人はいるのだなあと感心した。
日々正念場、生涯一捕手とかいうけれど、私もそんな風な生き方を実践したい。