ネット小説

ネット小説なるものがある。いろいろな形態があるが、個人のウェブに書いているのは非常に少なく、多くはネット小説のウェブサイトに細切れにアップされる。 例えば「小説を読もう」(https://yomou.syosetu.com/)とか「アルファポリス」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/)など ただで駆け出し小説家の作品を読めるわけだ。こういったところから有名になった人も多い。 私も暇があると面白そうなものを読んでいる。 しかし面白いと思っていても、完結までたどり着くのは稀有といっても良い。ほとんどはいつのまにか消滅というか連載が止まりそれっきりだ。 あるいは面白いと思っていても、完結せずにだらだらと続いて晩節を汚すのがオチである。 ネット小説をいかに閉めるかというのは困難の極みのようだ。 ということで私の話になる。 私は過去3作「ISOネット小説」なるものを書いてきて、今は4作目の終章に入りつつある。私のものを見て皆さんどう評価するのか、興味がある。 もっとも私は小説家になろうという気はなく、本当の目的は各条項の解説とかISO認証制度のくだらなさを真っ向から語っても振り向いていただけない方へのアプローチのつもりである。

続きを読む

正常の噴出

昨日正常と異常と書いたが、思い出したことがある。 もう40年以上前かもしれないが、山本七平が「あたりまえの研究」という本で、アメリカのカルト宗教はアメリカの異常ではなくアメリカの正常が噴出したものだと看破していた。 アメリカでしょっちゅう起きる乱射事件は、アメリカの異常ではなくアメリカの正常なのだ。別に人殺しがアメリカの正常というわけではなく、アメリカの独立心、憲法に保障された権利、個人主義というものからの帰結なのだろう。 とはいえ日本だって親殺し、子殺し、心中というのは日本の正常である。儒教的倫理観の帰結だから。 そして韓国のはびょるというのも、韓国の価値観、倫理観の帰結であることも間違いないだろう。 だが、「JACOも審査を通じて「異常」を「異常」として、しっかり指摘する」というのは、絶対にISO的論理からの帰結ではない。 賭けても良い。   本日は本家を更新しました。 異世界審査員85.防災訓練その3 http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/2018/isekai85.html

続きを読む

異常、通常、正常

認証機関のウェブサイトを巡回()していて、JACOの「JACO NEWS」というのを見つけた。 http://www.jaco.co.jp/pdf/JACO_NEWS_No34.pdf トップのご挨拶というもので立上社長が「異常・通常・正常」ということを書いている。 立上社長は「正常とは、いつもと変わらず正しい状態であること」で「異常とは奇妙なこと。通常とは異なること」であるという。 正常と異常とはそうではないと思う。まあ、私がそう考えただけだから私が間違っているかもしれない。 ともかくそんなことを書く。 昔8020運動というのがあった。過去形である。80歳になっても自分の歯が20本あるようにしようという国民運動であった。たった30年前のことである。運動が始まった1987年時点80歳で残っている歯の数は平均7本だった。2017年は50.2%が20本以上残っているという。つまり正常値が7本から20本になったのだ。正常は時代とともに変わる。 喫煙率は時代とともに変わった。私が少年だった1960年、男性の喫煙率は85%、2018年は35%に減った。昔は喫煙者の権利が当然で、今は嫌煙者の権利が当然で、昔の正常は今異常である。 ちょっと違うが「正直」とはなんだろう。欲しいという自分の心に正直な人は盗みをするだろうし、盗まない人は自分の心に不正直な人である。 まあ、そんなことをいろいろ思うと、この立上社長の言う「JACOも審査を通じて「異常…

続きを読む