日経ESG誌7月号
もう日経エコロジーでもないし興味がない。とはいえ図書館に行ったついでに川中さんは元気かと見てみた。
お元気そうであったが、書いてあることはノーテンキであった。Noテンキかもしれない。
題しまして「協力しない担当者を外す覚悟」とあります。
いやあ、力んでいますね、力みはよくありません。肩こりしやすいです。
私はコロンボ警部じゃありませんが、この「協力しない担当者を外す覚悟」ってのを見て、これはおかしいと思いましたよ。アブナイ感じです。
ISO認証とはなんだろうと考えると、単に会社のルールと運用がISO規格を満たしていることを確認したということ。そしてISO規格とは常識です。
つまりまっとうな会社なら、ISO規格を満たした会社の仕組みになっていて、それを守らない人は就業規則違反になり、就業規則違反は懲戒に値することになります。
なんとなれば、法律で「会社の仕組みと従業員が守るべきことを就業規則とすること」を要求しているわけです。法律の要求ですからISO規格の怪しげなshallではありません。守らなければ懲罰を課す権力を持つ国家の要求です。
ところで会社には、ISOのための仕事というのはありえないわけで、会社のための仕事しかありません。すると「ISOに協力しない担当者」というのは「就業規則を守らない担当者」と等価になります。
前述したように「就業規則を守らない担当者」は懲戒に値するわけで、懲戒に値する社員を懲戒しなければその会社は法で…