業界誌
私は25歳ころから40歳くらいまで、下請けとか購入先に行って作業指導をしたり不良対策をしたりするのが仕事だった。そんな会社を訪問すると最初は応接室に招かれた。ほとんどの会社では業界誌とか業界紙なるものを購読していて応接室にはそんなものが置かれていた。
手持ちぶたさの私は待っている間そんなものを読むのがいつものこと、あれにはパターンがあるのですよ、業界傘下の企業、多くは中小企業の社長とか管理者が「当社はこんなに頑張ってる」とか「私の改善したこと」みたいなことの小論とか面談記事が載っている。たまたま訪問した会社の方の書いたものがあるとそれが話題になったりした。自社の記事が載った会社ではそのページをコピーして通路に貼りだしたり訪問者(つまり私に)配布したりしていた。
業界誌というのはそのようなもので独特の雰囲気があり、まあ客観的な情報とは思えなかった。外から見ると微笑ましいというのかどうか・・
さて話は変わって、久しぶりにアイソス誌を眺めた。かっては、20年くらい前かな、当時は個人的に毎月購読していた。田舎にいてはISOの情報がなかなか手に入らず貴重な情報源だった。毎月送られてくるたびワクワクして読んだ。
しかし今アイソス誌を読むと、あの業界誌の臭いというか外から見ると生暖かい目で見るというか、そんなうさん臭さを感じてしまった。
小さな業界の中小企業の人たちが俺たちはすごいぞ、俺はすごいぞと書いたり語ったりしている。うーん、
まだ読んでいないのだがアイソス…