認証制度は持続しない
一昨日、某氏と飲みました。その方は企業の経営者でしたが、引退するとのことで引退祝いというわけです。
飲みながら語ったことは第三者認証制度の永続性をどう考えるかということでした。
その方曰く、過去電取なんてのがあったが、世の中の技術レベルも上がって来て、製造企業が試験して安全だと自己宣言すれば良くなった。Windowsでの動作保証とかUSBの対応保証などは、もう自己宣言というか製造者が確認すれば終わりだよという。
技術はどんどん進むから技術基準などは、初めは第三者もしくは公的な認定や認証があっても、時代が経つと自己宣言とか廃止されることが一般的だとおっしゃる。
元々、品質管理レベルが低いとき品質保証協定を結ぶのは必然だったろうし、それが進んで商売としてISO第三者認証制度が作られたけど、もう25年も経てばどの企業もそんなハードルは軽々と飛び越えているから規格基準はあっても、第三者認証制度なんてなくてもよいという。
確かにそう思う。
いや元々、私はISO認証のために何かをしたという記憶はなく、会社の仕組みが既にISO要求事項に対応していることを説明しただけだ。
そして第三者認証制度が永続しなければ社会が困るということもない。JABは第三者認証制度は社会財というが、そもそも社会財とは何なのか? 第三者認証制度が不要になるということは社会レベルが向上したということであって困ることではない。
ハードでもアプリでもどんどんと変わっていくわけで、既得権とか…