損益の心配
各認証機関の認証件数はJABのウェブサイトに下記の通りアップされている。
https://www.jab.or.jp/files/items/5/File/QuartelyFigures-CertifiedOrganization-2018Q1.pdf
JABとかインターテック(旧ムーディー)のように1万件も認証していれば売上数十億となり、そこそこの事業と認識するが、全部合わせて150とか200件となると売上が数千万、企業というよりも生業という感じになる。
昔田舎にいたとき、下請けで従業員が30人を超えるのが一つのハードルだった。結局企業とは固定費を回収する損益分岐点以上で突っ走らないとどうにもならない。製造業の下請けというとそれが大体30人規模というわけだ。そしてそれを超えると安定するが、100名を超えると今度は組織体制が問題になり200名を超えると中堅として安定して走るように思える。
翻って、認証機関の規模はいかほどが良いのか?
だいぶ前、5年か6年くらい前になるが、当時知り合いの小規模認証機関の社長が、損益が苦しくて契約審査員の多くを切って、社長とか幹部が走り回って審査しているんだと語っていた。いっときはそういうこともありえるのかもしれないが、長期は続かない。自らブラック企業になってもしょうがない。その方の経歴は、大手認証機関の経営者を引退して自分で始めたのだ。会社を興したらゴーイングコンサーンと突っ走るのも疲れるだろう。
私の同僚とか同級…