オイオイ、いくらなんでも
本の多くには末尾に参考文献のリストがある。もちろん小説とか妄想を書いている本にはない。
参考文献を列記するのは信頼できそうな気がするが、それがハウツウ本とか専門外の人の本が並んでいてはむしろ信頼性が落ちる。いやいや信用できない。
もちろん参考文献といってもその位置づけはいろいろある。その著者がどんなことを言っているかのための引用ならどんな本でも新聞記事でもよい。しかし引用したものを基に著者の主張に使うなら最低 査読付き論文であってほしい。単なる雑誌とか一般書籍からの引用ではねえ~
問題はほかにもある。だいぶ前に読んだ「朝日新聞もう一つの読み方」という本では、引用文が全215ページ中、なんと67ページというありさま。一般に新聞などでは引用文が全体の4割を超えてはいけない決まりらしいが、書籍の場合は過半数だと聞く。だけど3分の1が引用では規制をクリアとかではなくおかしいだろう。
いやしくも本を書いてお金を頂こうというなら、もう少しまっとうな本を書け。