アイソス番外編
アイソス番外編249号というのが来た。
パラパラと眺める。どうせ大したことは書いてない。
アイソス誌に秋から「ISOマネジメントシステム・コーディネーター養成プログラム」という連載をするとある。
「ISOマネジメントシステム・コーディネーター」とは、ISOマネジメントシステムを利活用し、経営者の立場に立ち、経営の視点を持ってマネジメントシステムの企画・構築・運用・改善ができる人財のことです。
まあ、この文章を読んだだけで、ダメだということが分かる。
そもそもISO規格は2015年版つまり共通テキストを採用したことによって大きく劣化した。
それは2008年版ISO9001の序文0.4にある
「組織がこの規格の要求事項に適合した品質マネジメントシステムを構築するに当たって、既存のマネジメントシステムをこの規格に適応させることも可能である」
ISO14001:2004序文
「既存のマネジメントシステムの要素を適応させることも可能である」
注:これは語訳だろう。直訳すれば「組織は、環境管理システムを確立するために、既存の管理システムを適応させることができる」じゃないのか?
という文言を省いたことだ。それにより規格文言からは組織はマネジメントシステムというものを作らねばならないと明記されたのである。
これを劣化と言わずして何と言おう?
ISO規格から始まるのではない。そもそもISO規格は設計図ではなく仕様書だ。仕様…