思い出
歳を取ったのと、もう何年も仕事をしないせいか、昔のことを思い出す。
昨日の「認証機関のリスク」を書いていて、いろいろなことが頭に浮かんできた。
私が引退する直前だから2012年頃、某認証機関の社長と会って雑談をしたとき、私はついつい言ってしまったよ。
「認証件数がどんどん減ってきている。これをビジネスの危機と感じて、どうすべきかと考えている審査員に会ったことがない。まったくなっていない」
するとその社長はかなり怒って
「それは失礼な言いようだ、身の程をわきまえろ」
まあ、認証機関の責任者としては当然の反応かもしれません。私は言い方がまずかったと謝りました。
でもあれから7年が過ぎて、いまだなにも見えない。していることは新しい認証規格の制定と認証開始だけ
審査員の力量の見直しとか審査工数の見直しもなく、結果として審査の品質も変っていないようだ。
まあ、ビジネスが厳しくなってきて、細かいイチャモンは少なくなったようだけど、
あの社長さんもとうに引退……結局、みんなサラリーマンなんだねえ~、自分が社長をする2年とか3年を大過なく過ごすことが目的のようだ。
何事も良くなるわけはない。
審査員が引退するとき、己のした審査の評点をつけてもらい、閻魔様に舌を抜かれるかとか、審査員時代の賃金を返せと迫られるとか、そういう制度がないと審査員も日銭を稼げば終わりか……
認定機関も天下りで後輩がやって来るまでなんだろうなあ~
私はサラリーマンを止めて6年経って…