内部監査の更なる充実に向けて
認証機関のウェブサイトを彷徨っていたら某認証機関で「内部監査の更なる充実に向けて」というセミナーの広告があった。
内部監査活動を充実させるのは難しい。具体的に何をどうすればよいかが分からない。「こうすれば必ずうまくいく」というはないがヒントを提供する。
とある。
そして内容としていつものように、チェックリスト、改善のための監査の見方、報告書の記述例と並んでいる。
どこでも内部監査というのは数年やれば飽和して、後は惰性で行くか、脚本書きになるか、ヤーメタとなるか、相場が決まっている。
となると元々必要でないものだったのか? それとも方法がまったく間違っているのか?
私は内部監査は存在してもISOの内部監査というのは存在していないと思う。ましてや環境の内部監査とか品質の内部監査というのはありえないのではないか。報告を受ける方から見たらおかしいとしか思えない。
もちろん内部監査が負荷的とか時間的に膨大になるから分割とか項目ごとに分けることはあり得る。
そう考えればマンネリとか成果が出ないなんてことはありえない。
そしてそのときの内部監査をよくするためには会社の仕組みを良く知っていて、業務を良く知っていて、過去の成果や問題を良く知っている人が監査すればよいだけのことだろう。