ISO本

毎年何刷発行されているか数えているが、今のところ2020年になってから発行された書籍は4冊である。 これが多いのか少ないのかとなるとどうだろう? 最近のISOが冠されたものは次のようである。  2014年 4冊  2015年 16冊  2016年 29冊  2017年 15冊  2018年 8冊  2019年 9冊 これを見ると2015年改定の追い風はすでに止み、年間10冊弱というところだろう。半年で4冊なら妥当なところだ。 ただし内容を見ると、3冊は毎年アップデートされ発行される環境法の本である。 純粋なISO本は6/23に出た「ISO9001アンリミテッド」という本だけだ。まだ出たばかりのせいか、書評がネットに見当たらない。 まあ、「自社の経営パフォーマンス(会社の業績)を上げ、顧客価値経営(真の品質経営)を目指すという目的のために、ISO 9001をアンリミテッドに活用しつくす(出版社の日科技連の宣伝文句)」とある。 三名の共著だが、彼らはみな「超ISO企業研究会」という団体の会長、副会長という。 団体のウェブサイトには会長が飯塚JAB理事長とあるが、会長が二人いるのだろうか? ともかく飯塚氏は著者に入っていない。まあ本のタイトルとメンバーのご芳名からして……ISOとは無縁のものだろう。 要するにたいしたことはない。当たらなければどうということはないといわれるし、狙いが悪ければ当たるはずがない。

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