らぬき言葉
某氏より見せていただいたのだが、某認証機関からのビジネス文書がなんと「ら抜き言葉」であった。
「コロナのために審査が受けれない場合…」
話し言葉でら抜き言葉というのはかなり市民権を持つようになったのは事実だ。だが紙にプリントして社外に出す文書でら抜き言葉というのは珍しいのではないだろうか?
テレビの街頭インタビューで通行人がら抜き言葉を使っても、画面のキャプションは「ら」が入っている。
私はら抜き言葉は話し言葉としても使わない。しかし〇抜き言葉というのはほかにもたくさんあり、自分が紙に書く文書でもけっこうある。
WORDの誤字修正機能はいろいろいじれるようだけど、私はデフォで使っていて私の文章をかなり注意してくれる。
彼は話してる ⇒ 彼は話している
作業してない ⇒ 作業していない
使ってない ⇒ 使っていない
これらは「い抜き言葉」というのだろうか?
入力していて、警告のアンダーラインが付いたものは、アンダーラインが消えるように修正しているつもりだ。
他人に読んでもらおう文章なら、自分が満足するよりも相手に満足してもらったほうがベターなのは言うまでもなく、WORDがジャッジしてくれるならそれを尊重する。
私は「ら抜き言葉」があったら、その会社の社格がどうとかとは言わない。
その認証機関は外資系だったから、多分作文された方はイギリス人だったのかもしれない。