コメントをいただいて

6/10に「測定できないものは管理できない」という文を追加して、それに外資社員様からコメントを頂いた。 いただいたコメントを読んでいろいろと考えると、我々は見えるところを一生懸命対策しているような気がしてきた。例えば歯磨きでも見えている汚れは落とそうとするけれど、見えない汚れは落とそうとしない。会社の仕事でも顕在化した不具合は直そうとするけれど、潜在しているものはわからない。 そりゃ見えないところは改善しようないといわれるかもしれないが、堤防を築くなら高さを同じにしなくちゃならない。見えるところを高くしても防げる水位はあがらない。 見えないところをどうチェックするのか、それが人より先んじるところだろう。 とはいえ、「予防処置などできるはずがない、できるのは是正処置と水平展開のみ」と寺田博さんは語ったといわれる。神ならぬ人はそうなのだ。 だけど……なにかそれを乗り越える方法論はないものか?

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