人種の変遷

人種の変遷といっても、生まれたときは日本人、成人したら白人(コーカソイド)、年を取ったら黒人になったよ……というのではない。 1970年代くらいまでは人種とは良し悪しではなくても完全に異なるものであるという認識だったようだ。 1990年になると、人種とは存在しないものだという認識に変化したようだ。 もし黒人にはこういう特質があるなどと言おうものなら即座に人種差別主義者だと有罪を宣告されることになる。 2010年以降、黒人はこういう病気にかかりやすいとか、この薬は白人には効かず黒人には有効だというような論文が散見されるようになった。 非常に微妙な問題だから触らぬ神に祟りなしということもあるだろうが、薬剤とか医療においては有意差があるならあるとしないと科学ではない。 人種とは存在しないものだから言及してはいけないとなると…… 実は進化の本を10冊ほど読んで人種がいかにして分岐して今があるのか知りたいなって人種というキーワードで探した本を読んでいるのです。 世の中、難しいことが多いですね。

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