IPCC報告書
第6次報告書がでたそうだ。
http://www.env.go.jp/earth/ipcc/6th/index.html
まだ和約はなく要約のみ和訳されている。
http://www.env.go.jp/press/109850/116628.pdf
読んだが第5次と大きく二つ変わっている。
① 人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。
② 人為起源の気候変動は、世界中の全ての地域で、多くの気象及び気候の極端現象に既に影響を及ぼしている。
① は前回は「可能性が高い」であり、②は「関連は何とも言えない」であった。
報告書が出るたびに定向進化を続けているとニヤリとしてしまう。次の報告書ではここを強化しようとあらかじめ予定を立てて文書作成しているのではなかろうか?
極めつけは<図SPM1:世界の気温変化の歴史と近年の昇温の原因>というもの
ここで過去10万年で最も温暖だった数世紀として0.2~1℃高い部分が表示されている。そして6500年前であるとしている。
6500年前、ズバリ縄文時代だ。変だと思ってあちこち見たがみな現在より2~3℃高いとある。これは「今現在の気温上昇は縄文時代など比較にならないほど重大だ」といいたいためなんだろうと思う。そうしないと21世紀の2℃の上昇が目立たないからね。
私の近隣の貝塚は結構海抜の高いところ(10m前後)で気温が上がれば海面上昇するといわれていた。ところが縄文海進は、縄文以降の6000年間に日本列島が隆…