ISO規格と認証
最近、認証について書いているので読める範囲の論文()を眺めている。そして気が付いた。
大学の先生などがISOについて書いているものを読むと、ISO規格とISO認証をごっちゃにしているものが多い。
ISO規格は文書でありISO認証はビジネスだから全然違うというのは彼らも理解しているようだ。しかしISO規格が認証のために存在していると考えている人は多い。
ISOMS規格は元々は企業が体制整備の基準(スタンダード)として考えられた。いや当時から認証ビジネスを頭に描いていたといわれるとそうかもしれない。
しかしISO9000:1987を読んでもらえば一目瞭然だ。ISO規格の使い方が書いてあるが、ISO認証を大々的に取り上げているわけではない。
じゃあなんだったのかといえば、二社間の取引に使ってほしいというお願いが書いてある。
まあすべては流れというかどさくさに紛れて目的も手段も変わってしまうのは世の常。
しかし2015年版でも認証のためのものとは言ってない。
少し考えてこれについて書いてみたいと思う。