老後に役に立つ特技

だいぶ前に「老後に役に立つ資格」なんてのを書いたことがある。本日はちょっと違って、老後に役に立つ特技である。 私の住むマンションに老人クラブがある。時々集まってワイワイしている。いや正確に言えばここ1年半開催がなかったが、緊急事態も解除されて、最近復活した。 そのとき隣り合った人との会話である。 老人クラブといっても40人もいるから顔と名前しか知らない人も多い。いや顔も名前も知らない人もいる。 ともかくあまり親しくない人と隣り合い、雑談をした。 今何をしてますか? ご趣味は? そんなことからスタートした。 正直言えば、高齢者(私も入る)になると孫の面倒とか娘息子夫婦が共稼ぎだと家事をしたり、介護したりされたり、という方も多い。だからあまり込み入ったことを話すのは失礼だ。 だが老人クラブに来るような人は、そんな環境にない幸せで自由なそして豊かな人ばかりだ。だからこんな質問をしたら気を悪くするかなという心配はあまりない。 その方は某電機メーカーでソフト開発をしていたという。今風のではなくフォートランとかコボルとか書いていたそうだ。 そしてどこでも50くらいになると第一線を退き社宅管理とかそんなことをするようになり引退したという。 そして今は趣味でプログラムをしているという。私は全く疎いのでどんな言語ですかと聞くと、ファイトンというのだそうだ。 どんな用途なのかとか聞いたが、笑って趣味だよというだけで詳細は分からなかった。 この方は現役時代のお仕事が役に立っているのだなと思う…

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