JQAのISONETWORK2023Vol38が発行されたのは、8月2日だった(らしい)。
読もうとしてプリントしていたが、もう一月近く机上に放ってあった。
どんどんと机の上にダイレクトメールとかネットのプリントとかが積み上がり、片付けようとしてまだ読んでないのに気が付いた。
まあ内容的には薄いからどってこともないのだが、せっかくプリントしたのだからとななめ読みした。
その中で、これは!思ったのを書く。
特集第2部ISO永年登録企業に聞く環境マネジメントシステムという記事である。
(株)リコーはISO1995年に認証したそうだ。
ほー!
それを聞いて早期に認証した企業なんだと感心したあなた!電話詐欺にあいますよ。
ISO14001が制定されたのは1996年9月だった。とはいえISO9001で出遅れた日本企業は競ってドラフトの時代から審査を求めていた。それで規格制定前に審査を受けた企業は相当数あったはずだ。
だがそういった企業に対して仮の認証というか規格適合としたのは、私の知る限り規格制定前の最終ドラフトの1996年からだったはずだ。
もし1995年に「認証」を与えた認証機関があったとすると、「ドラフトバージョン○○」と言わないとならないはずだ。
ひょっとして単なる誤記かと思ったが、JQAの審査登録証の絵が載っていて、1995年12月25日JQA-E-70001と明記してある。
1996年にドラフトで審査を受けて仮に適合判定を受けた企業は、その後1996年版で認…