3S(サンエス)

たまたま仲間と話していて、サンエスなんて言葉が出てきた。 皆、現役時代は会社で現場監督のような仕事をしていた人ばかりで、そんなことを言ったり言われたりしてきた経験者だ。 サンエス、3S、とはなんぞや? 昔から整理整頓という熟語はあった。 辞書によると「整理とは、乱雑のなかから、要る物と要らない物を分けて、要らない物を処分することで、整頓とは要る物をあるべき場所へ置くこと」とある。 なぜか昔の誰かが、整理整頓清掃という熟語を作り、工場の壁などに貼った。 これを3S(サンエス)と呼んだ。 清掃とはお掃除すること。まあ、それくらいは言葉の流れとして妥当だろう。 いつしか整理整頓清掃清潔と4Sとなって、手を洗え、頭を洗え、足を洗え?となった。 躾が追加になって整理整頓清掃清潔躾と5Sとなり、6Sとなり、7Sとなり、8Sとなった。 そんな話をして、馬鹿な人ばっかりだねとなった。 そんな言葉の遊びで職場が良くなるはずがない。 誰が書いたかわからないけど、江戸時代の商家で使用人が言うことを聞かない。どうしたらよいかと主人に相談された人が、門限を過ぎたら絶対に入れないことをするといった。それを主人が実施したら、夜遊びした使用人が家に入れず降参して仕事でも暮らしでも主人の言うことに従うようになったという。 せいぜい整理整頓くらいで止めておいて、あとは応用動作であると言い切ったらかっこいいじゃないですか。 おっと、整理・整頓・清潔・節約・躾・習慣・浸透 で8S!…

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