不正行為だって?
JABのウェブサイトに「不正行為への対処に関する手順」新規制定案の公開なんてのがある。
https://www.jab.or.jp/opinion/public/2023102001.html
不思議に思うことがある。
犯罪を考えてみよう。
刑事犯罪を見逃したとき責められるのは誰かと考えれば、絶対に犯人ではない。
見逃した警察とか起訴しなかった検察が責められる。
また裁判で被告人は嘘をついても罪にならない。検察も裁判官も被告人は嘘をつくものだという前提で証拠をもとに審理を進めるのだ。
ISO認証ではどうなんだ?
企業が嘘をつきました(それさえも怪しいのだが)というとき、見逃した認証機関や審査員の責任を追及したという話は聞いたことがない。
犯人(かどうかさえ不明な)企業の責任を追及するのに意味があるのか?
「不正行為への対処に関する手順」なんかでなく「不正行為を見つけられなかった認証機関への対処に関する手順」でなければおかしいのだ。
私たちはうそを見抜けません。嘘をつかれても気づかす見逃しても、私たちの責任じゃありません。みんなうそをついた人が悪いのです。
ISO認証制度ってそういうものらしい。
本当なら
私たちはうそを見抜けませんでした。これからは嘘をつかれても気づくように、私たちは力量アップしますではないのか?
いよいよもって、ISO認証制度は先細りに向かって全力で進んでいるようだ。