我流天性
私が引退してから水泳に凝っているのはご存じの通り。ただフィットネスクラブは数回変わった。理由は不衛生だとか、設備が壊れているとか、いじめをする爺がいるからとか、つまらないことである。
70過ぎてもいじめられているのかと言われると、残念ながらその通りである。とはいえこの歳になって殴り合いの喧嘩をすることもない。
相手を変えることができないなら自分が対応するしかない。ということでフィットネスクラブを変えた。昨年暮のことである。
尻尾を巻いて逃げたと言われればその通りだが、猫を追うより皿を引けともいう。ともかく私は嫌な気分になるのは防げたし、嫌がらせをした爺はいじめる相手を一人失っただけ。フィットネスクラブは会員を一人減らしただけ。
損したのはフィットネスクラブだけという気もするが、それはフィットネスクラブとプールガードの怠慢だからしょうがない。
プールガードはスマホをいじったり文庫本を読んでないで、しっかりとプールで溺れていないか、トラブルが起きてないか監視しろ。そしてフィットネスクラブは従業員の躾をしっかりしろ。
フィットネスクラブを変えるのも悪いことではない。何事も淀むとろくなことはない。新しい仕事、新しい住まい、新しいフィットネスクラブも良いだろう。新しい妻とは言わない。
新しいプール友もできた。その中の一人が話が面白くて泳いだ後でお話を聞いたりしている。
彼は私より年上でいい歳である。いい歳とは「〇んでもいい歳」の省略形という話もあるが、定かではない。
彼は勤めて…