挨拶
本家に「ISO第3世代物語」という小説もどきを書いております。スタートから1年半143話まで来まして、もうすぐ完結の予定です。
それについて少しばかり自分の思いを……
私は1993年からISO認証に関わってきました。
正直言ってあまり良い思いはありません。
規格の独自解釈、審査員が創作した要求事項、UKASが言ったとか虎の威を借りる嘘つき審査員、そんな経験ばかりでした。
引退後、もっとまじめにやれということを言いたいために初めから数えると、5つものお話を書いてきました。
今は認証する企業も減って、審査員がおかしなことをいえば笑い飛ばされるようになりました。
結構なことです。当たり前のことを当たり前といえないでビジネスは成り立ちません。
でも認証を必要とする企業が減れば認証制度自体が存続できなくなります。
現実にそうなってきているわけです。
私の青春ではないけど、中年時代を過ごした認証が消滅してほしくはないですね。
もっともそれを同行するのは私ではなく、認証制度自身です。自分たちがISO規格というものを使って金儲けをしようとしたわけですから、考えた人たちが始末するのは当たり前。
自由競争の世界でどうなるのか、楽しみに傍観しております。
今の私の心境はそんなところです。