高齢者運転のお話
朝、出かけるときにマンションの知り合いに会った。
歳は80代前半だ。とはいえ高齢者になると若さ溢れる人と、そうでない人の格差が大きくなる。50歳なら大体こんなもんだというイメージがあるが、80歳だと若いのかそうでないのかが予想できない。
話は戻ってこの方は若さが消耗して方に入る方で杖はつかないが、かなりよたよた歩く。
聞くと医者に行くのだという。どこも病院は混んでいる。時間を予約しても1時間くらい待たされることはよくあることだ。
マンションの敷地から出て駅のほうに歩いていくと、後ろから彼の乗った車が追い抜いて行った。スピードは年齢に関係なく飛ばすようだ。
それを見ていろいろ思うことがある。
80過ぎても車を運転することの意味だ。確かに車がないと病院に行くのも大変だ。駅まで歩いて7~8分、電車は支線だから10分間隔。行った先の駅で降りてまた歩く。
だが車を保有するお金でタクシーで行くことはできるだろう。いくら病院通いでも年300日も行くことはないだろう。月1回で片道1000円として年24000円。週1回として10万円。週2回として20万。
車を維持するよりは安いと思う。もちろん待ち時間とか不都合なことはあるだろう。
だけど高齢になって無理して運転することもないだろう。
いや待てよ、明らかに危ないなら家族なら運転するのを止めさせなくちゃならない。私のような面識ある程度なら無関心で良いのだろうか?
もし彼が事故を起こしたら止めなかった私は後悔するだろうし、仮に私が犠…