五十路坂

昔、小集団活動なんてのがあった。 エッ、今もあるの? 小集団活動の最盛期は1975年頃から1985年頃だった。小集団活動とは、職場を5人から10人のグループに分けて、自分たちの職場を良くしようとテーマを決めて活動するものだ。 最初にすることはグループ名を決めることで、それぞれがかっこいい(と思った名を名乗った) ある年配者のグループは「五十路坂(いそじさか)」と名乗った。 笑ってしまった。 まあ「俺たちは皆50代だけど経験と腕で負けないぞ」という意気込みだったのだろう……ということにしておく 当時定年は55歳くらいだったと思う。50代でも負けないぞというのは分かる。 当時の平均寿命は男が75歳、女80歳、今より7歳違う。 今なら50代が五十路坂なんて名乗ったら、いい若い者がと叱られるかもしれない。 自分が今年75歳となって、昔の感覚では生きていけないと実感する。 これからは毎年1歳若くなるつもりで頑張ろう。 おっと、年寄りの冷や水か?

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