完璧にアプローチを間違えた?


月曜日にアプローチなんて小論を書いた。読み返していて思い出したというか、また言いたいことがあふれてきた。
ISO14001が必要だったのか? 環境管理に第三者認証というものが必要だったのか? そもそも発想が間違いだったのではないかと思えてきた。
ISO14001はグローバルスタンダードだとおっしゃるな、別にISO14001があっても構わない。法規制でそれと上位互換でも下位互換でもいいのだが、日本古来からの環境管理の仕組みを規定すればよかったのではないかという思いである。
公害対策基本法が環境基本法と看板を替えたとき、対象を製造業だけでなく全産業を相手にすれば良かったのではないかということだ。そして下位法である「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」を「環境管理組織法」とでもこれまた看板を架け替えてビルやオフィスでも環境管理士とか法規制で設けて、環境管理をさせたらよかったのではと思う。
グルーバルスタンダードを国内法にできるのかどうか、それは考え方でどうとでもなる。薬事法でGMPというのがあるが、これそのものは法律ではないが省令で定めている。
位置づけは要検討であるが、製造業だけでなく種々の業種でも使えるような環境管理組織の要求事項を定めたら必要十分だったのではないだろうか。
すべての企業は環境側面(呼称は法で定める:特定環境要素を推奨ww)を把握し、関係する法規制を把握し、汚染の予防と遵法に努める、もう完璧だ。
もしISO14001認証が必要なら、認証機関にISO14001の審査を依頼すればよし、法規制を守っていれば自動的にISO認証できるというのがあるべき姿のような気がする。
このような形態であれば認証機関のおかしな規格解釈も関係ない、へたなコンサルも不要、そして汚染の予防と遵法は官公庁のお墨付きということになる。グローバルスタンダードとも第三者認証制度ともまったく矛盾しないし問題が起きることもない。
実を言ってそのアイデアは3年も前に書いている。環境管理組織法である。
まあ私にとっても後知恵であることは間違いない。だがISO14001認証が形だけ、無駄金使っただけ、怪しげなコンサル、事務局、審査員が跋扈しただけでは泣くに泣けないだろう。
まあ手遅れであるのは明白であるが。

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