現在どんな環境側面の決定、著しい環境側面の決定方法が推奨されているのだろう?
それは私にとって非常に関心のあることで、ときどきネットや出版された本を見ている。
結論はもうだれも環境側面にも著しい環境側面にも関心がないようだ。
環境側面をキーワードに本を調べると、
「図解と実践トレーニングでわかるISO14001内部監査」子安伸幸 2020/10
「図解即全力 ISO14001規格と審査がしっかりわかる」福西義晴 2019/11
「改善に活かす!ISO14001:2015版への移行と運用の実務クイックガイド」小中康夫 2017/03
いちおう最新規格対応で2015年以降とした。しかし上記以外は2006年に飛んでしまう。
これは2004年改定が落ち着いて、当時は環境側面に関する発想はいったんストップしたのかもしれない。
ともかく過去5年間、環境側面に特化した本はなく、タイトルでなくキーワードに環境側面としてもわずか3冊しかない。
では現在の1万3千社はどんな方法で環境側面を決め、著しいものを決めているのだろう?
1万3千と聞いて、なんじゃそれ?と思った方もいるかもしれない。ISO14001を認証している組織の数です。10年前2万800組織あったのが今はその6割、4割は認証を辞退したり、安いノンジャブに切り替えたのです。
おっと倒産企業がそんなにあるわけはありません。日本の企業の数は400万社と言われます。倒産/清算した会社は、過去10年間4万社/年で推移しています。起業した会社がゼロとしても10年間で1割減ですから、ISO認証企業が4割も減るはずがありません。
閑話休題
今も認証を継続している1万3千社は、どんな方法で環境側面を決めているのでしょうか?
この記事へのコメント
wao
これは改善できました。
以前は点数で見なさいとか言われ、
毎年全点見直せとか言われて、管理職10人ほどが自部門の環境側面を全部見直してそれを事務局がまとめて。
ものすごい工数がかかっていましたが、今は変化・追加があったかを見て管理するかどうかは、管理職で決めるように変えました。
楽勝。いまはそれで文句は言われません。
親会社は今でも毎年点数を計算しているようですが。
次は内部監査とマネジメントレビューです。
内部監査・マネジメントレビューは管理職の仕事でしょう。何の権限もないのに事務局ができるはずもなく。
残り2つを返上したら、事務局解体を提言します。
おばQ
本日(1/31)ネットや書籍にある環境側面の決定方法について最近の状況をまとめてアップしました。
WAO様の実感とか御社の認証機関の様子などを教えていただければ幸いです。
よろしくお願いします。