70過ぎてもいじめられているのかと言われると、残念ながらその通りである。とはいえこの歳になって殴り合いの喧嘩をすることもない。
相手を変えることができないなら自分が対応するしかない。ということでフィットネスクラブを変えた。昨年暮のことである。
尻尾を巻いて逃げたと言われればその通りだが、猫を追うより皿を引けともいう。ともかく私は嫌な気分になるのは防げたし、嫌がらせをした爺はいじめる相手を一人失っただけ。フィットネスクラブは会員を一人減らしただけ。
損したのはフィットネスクラブだけという気もするが、それはフィットネスクラブとプールガードの怠慢だからしょうがない。
プールガードはスマホをいじったり文庫本を読んでないで、しっかりとプールで溺れていないか、トラブルが起きてないか監視しろ。そしてフィットネスクラブは従業員の躾をしっかりしろ。
フィットネスクラブを変えるのも悪いことではない。何事も淀むとろくなことはない。新しい仕事、新しい住まい、新しいフィットネスクラブも良いだろう。新しい妻とは言わない。
新しいプール友もできた。その中の一人が話が面白くて泳いだ後でお話を聞いたりしている。
彼は私より年上でいい歳である。いい歳とは「〇んでもいい歳」の省略形という話もあるが、定かではない。
彼は勤めていたとき水泳クラブに入っていたそうだ。クラブの仲間からは手足の動かし方が悪いといつもダメ出しされていたそうだ。あるとき大会にクラブから数人出場したが、結果は彼だけが入賞していつもダメ出ししていた人たちは全滅だったという。
彼はそれを「わしは我流天性だ」という。初めに聞いたときは「画竜点睛」のことかと思った。普通は「画竜点睛を欠く」と言うが、「最後の仕上げができていない」とか「一つ足りない」という意味だ。「画竜点睛」なら100%完成しているという意味だと思ったのだ。
ところが話をしていると、彼は自分を「我流天性」だと言う。我流は基礎を習っていない自己流のこと。そして「天性」とは天からの授かりものとか生まれつきの性質のこと。要するにちゃんと基礎から習ってはいないが、生まれつきの能力で我流でも一流だという自負だったのである。
真面目に考えるとすごいこと、素晴らしいことだと思う。基礎ができてないとスポーツも仕事もダメというのが普通の考えだろう。だが習わずとも自分の創意工夫で結果を出すなら、それは基本と言われている
私もISOMS規格など習ったことはない。見よう見まねでやってきたが、おかしなことを騙る審査員は未熟だと思っている。
私も我流天性と称してもよろしいでしょうか?
いやそう思っているという自慢にすぎません。
この記事へのコメント
wao
普通に規格と合致していたのですよね。
特に規格にうたわれているから、何かするとかではなく。
まともな感覚を持った社会人であれば規格云々ではなく、
普通に仕事をしていれば自ずと規格内容は満たしているかと。
でも、この普通にというのが難しいようで。
無理難題をふっかけてくるISO認定企業が多いこと。
図面に記載のないことで不良指摘・修正指示されることが多いため、たびたび泣かされています。
おばQ
正直言って私は我流我儘であります。
現役の人はえらい。引退したら言いたい放題ですみません。
wao
”引退したら言いたい放題ですみません。”
いえいえ、引退された方のお言葉が大事なのだと思います。
最近の企業の不祥事、大事故の発生などは諸先輩方の経験や失敗が受け継がれていないことが大きな原因だと思います。
社員を工数と捉える企業が増えていると思います。
おばQ
おばQです。
そうまじめに考えないでくださいよ。
責任重大になってしまいます。
ダジャレとオフザケでございます。