サーキュレーター


私の部屋は縦横の寸法が日本の何畳という感じでなく細長い。マンションの部屋なんてみなそんなものだけどね。
それでエアコンの風が部屋全体に回らないので夏冬ともサーキュレーターを回している。サーキュレーターとは小さな扇風機であるが、低風量で低音に作ったものだ。人に風を当てるのではなく部屋の空気をゆっくりと循環させるのが目的。
1年じゅう使っているから羽や保護のプラスチックのメッシュ部分が埃が付くのがすごい。
ときどき掃除機をかモップでやっているのだが中の羽根とか軸部分まではとどかない。
しょうがないと本格的に掃除しようとしたが、ばらすしか手がない。ばらすといってもプラスチックの大物と羽根を取り外すくらいだ。
さてそれが大仕事になった。
羽根のプラスチックカバーは裏面の深い穴の底のねじで止まっているのだが、それが6か所もある。
羽根をはずすのは、普通の扇風機は回転方向に回すと取れるようになっているのがセオリーだが、直径10ミリくらいのナットで止めてある。ふつうのスパナとかモンキでは入らず、ボックススパナでないとできない。そんな大きなボックスは持ってない。だからあきらめて拭けるところだけ羽根を拭いておしまい。
どうも掃除をすることを無視したつくりである。
実を言って我が家にはもう一台、国産のサーキュレーターがある。家内は音が小さいからとそれを使っていて、私は音の大きい中国製である。
国産のものは羽根のカバーも手で回すと外れるし、羽根も手で少し回すと外れる。使用者が掃除するように作られている。前述したが運転時の音も中国製の半分だ。
見た目と値段では中国製の勝ちだが、使ってみれば国産はそれなりの価値があるのだ。
買うとき安いからと選んだが、表面上のスペックとか見た目で選んではいかん。
女性と同じく性格と仕事ぶりを見なくてはいけません。
男を選ぶ時も同じだな。

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