熱中症


報道をみると、家の中で特に睡眠中に熱中症に亡くなる方が多いという。
高齢者に多く、エアコンがあっても使わないとか、エアコンがないという人がその多くを占めているという。
我が家は200Vもあり深夜電力も利用しており複雑なので電力量は分からない。
だが電気代は分かる。夏が高く冬は少し高く、初夏と初冬が最低となる。
具体的には次の通りだ。

1~4月 18,000円前後
5~7月 13,000円前後
8~9月 25,000円前後
10~12月 13,000円前後
 注:時期は支払い月で、使用月は前に1カ月ズレる。

エアコンで冷房をかけると月12000円ほどかかるということだ。安くはない。とはいえ我が家では家内と私は別々の部屋だし、2019年頃から夜はエアコンをつけたままにしている。
12000円を日割りすれば400円、それで寝苦しくなく眠れるなら悪くはない。
たまにエアコンを点けなくても良いかとオフして寝ると4時頃には汗だくで目が覚めエアコンをつける羽目になる。

熱中症で亡くなるのは80代が多いそうだ。
家内は日割りすれば安いのだから酒を飲まないとか、無駄使いしないでエアコンを使うべきなどという。
私は75歳となった。私より上の世代はもったいないではなく、お金がない世代だった。
紙芝居が来ると長屋の子供たちがすぐに30人くらい集まったが、お菓子を買わない人はダメだよなんて言われてお菓子の代わりに指をくわえて遠くから見ていたなんて記憶は決して忘れない。
家内に70代後半から80代の人はそういう子供時代を過ごしたからお金を使いたくないんだよと言った。すると家内は紙芝居なんて知らないよと返す。
1954年生まれの家内は紙芝居を知らず、テレビのない暮らしを知らない。
私の家でテレビを買ったのは1965年だった。そこから生活水準が違う。

明治は遠くなりにけりと詠まれたのは昭和6年、明治が終わって20年後のとき。私の世代は65年も前の思い出というか生活水準を引きずっているのではなかろうか?
となると熱中症で亡くなるのはあと10年もすればいなくなるのかもしれない。

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